定年退職後、神保町の出版社から築地の出版社に変わりました。
ふと気づいたら、朝、出社してからやることが微妙に変わっていました。
神保町では出社したら、まずアマゾンのランキングを見ていました。
築地では、それに加えてパブライン(紀伊国屋書店チェーンのデータ)も見るようにしています。
当たり前のことながら、ネット書店とリアル店舗とでは、売れ筋が微妙に異なるのです。
『族窓ぎわのトットちゃん』みたいに、どちらでもバカ売れの本もありますけどね。
神保町の最後の数年は文庫編集がメインだったので、
パブラインまで見なくていいや、というきになっていたのです。
でも、見始めるとやっぱり面白い。
こんな本があるんだ、この本こんなに売れるんだ、という発見があります。
アマゾンを見て、パブラインを見て。
そうすると、毎朝必ず、知らない著者さんの本が出てきます。
自分の知らない著者さんで、こんなに売れてる人がいるんだ。
という自分の勉強不足にショックを受けながら、その著者の情報を仕入れ、
その著者で何か新しい企画ができないか、妄想する。
あるいはこういうテーマが売れるんだなあと知って、
そのテーマで新しい本を出すとしたらどんな本が考えられるか、これまた妄想する。
というわけで、妄想しながら見てますので、そこそこ時間がかかります。
通勤時に新聞を読んでるんですが、そこで企画のヒントになりそうな記事がたまにあるので、
それを切り取ってノートに貼ることもあります。
そんなことをしているので、出社してから本来のデスクワークに入るまでに、
30分以上かかってます。いや、もっとかかることも。
時間、かかりすぎだなあ。
ところが、最近気付いたんですが、築地の出版社って、
各社の週刊誌が入り口近くのラックにおいてあるんですよ。
週刊現代とかポストとか。スパとか。
せっかくおいてあるんだから、それもざっと読んでみたい。
企画のネタが見つかることは経験上そんなにないと思いますが、
書評ページでどんな本が紹介されているか見てみたい。
ということをしていると、朝、1時間は時間が欲しい。
ううむ。
現在、10時過ぎの出社にしているんですが、
9時半出社を目指した方がいいかなあ。
少なくとも、10時には着くようにしたいなあ。
出社の途中、毎朝、上野駅のブックコンパスによって、
どんな本が並んでいるのか、リアル店舗の定点観測というのもしています。
(火曜は丸善丸の内本店)
これにも時間がかかるわけで。
だからといって、朝7時起きを6時台にはしたくないし。
睡眠大事。
となると、ブログを書く時間を夜にずらした方がいいのかなあ。
というわけで、朝の習慣、いまだに模索中であります。
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