昨日は、銀座・博品館劇場で「立川吉笑真打トライアル」最終回でした。
落語に興味のない方には申し訳ないですが、
最後のほうで仕事関係の話に着地するはずなので、お付き合いくださいませ。
まず、「真打トライアル」を説明しますね。
立川吉笑さんという若手落語家が真打になるため、
師匠の立川談笑さんの前で5回、落語会を開催、
最後の日に「真打昇進を認めるか認めないか」、
談笑師匠がジャッジする、というものです。
(こういう真打昇進は立川流だけですが、詳細は端折ります)
で、昨夜はその最終回、つまり談笑師匠のジャッジが出る日。
さらにゲストが立川談春師匠。
というわけで、過去4回もすべて大入り満員でしたが、
昨日は当然のことながら満員御礼、それに加えて客席の熱気と特別感が凄かった。
結論から申しますと、無事に「真打昇進を認めます」となったわけですが、
それはまあ、実のところ想定内。談笑師匠、これまでもずっと、
「真打でいいでしょう?」と客席に言ってましたから。
それよりも、全5回の大イベントの最後に立ち会えた、
面白いライブの現場にいられた、その幸せを客席全員がかみしめていたように思います。
私も、行けてよかったあ。
立川吉笑さんの存在は知ってましたが、しっかり認識したのは、
ミュージック・テイトのクラファンの際の動きを知って。
1200万円を無事集めたんですが、その際の参謀的な立ち位置だったのが、
立川吉笑さんなんです。
(この辺のことも長くなるので省きます)
(たぶん、ネットに詳しい記事があると思います)
(ないかなあ)
これが2022年9月だから、まだ1年ちょっとなんですよね。
クラファンのことやSNSの使い方を熟知している感じがタダモノじゃないぞ、
と思い、調べてみるとすごく面白い。
新作落語も面白いですが、非常に考えて行動されてる人なんですよ。
いきなり話が飛びますが、かつて、演劇集団キャラメルボックスの様々な工夫を、
担当本の販促に応用できないかしら、と勉強していた時期があります。
同じように、吉笑さんの行動や戦略が担当本の販促に応用できるんじゃないかしら、
と思って、吉笑さんのSNSの使い方などを勉強してます。
ただ、大急ぎで書き加えますが、戦略だけじゃないんですよ。
というか、戦略以前に、熱い人なんです。
吉笑さんの文章を読んでいると、たまに、後輩の落語家さんを叱咤激励する回があります。
それを読むと、吉笑さんご自身が、凄く努力されていることがわかります。
そして、そういう文章を読むと、「私はどうなんだ?」と叱咤される思いに。
だから読んでいる、という部分もあります。
吉笑さんが個人的にやっている落語会というのもありまして、
予約は吉笑さんにメールを入れるようになってます。
(最近はそうではなくなったみたいですが)
そんなわけで、吉笑さんとは以前、メールのやり取りをちょっとやったことがあります。
昨夜は、真打昇進内定ということで、嬉しくなって、
「おめでとうございます」メールをお送りしました。
そうしたら、今朝9時に、そのお返事メールが来ていました。
これ、凄くないですか?
昨夜はおそらく、師匠や後輩たちと打ち上げだったと思うんですよ。
遅くまで動いていたはずで、なにより、とても疲れているはず。
それなのに、一ファンのメールにすぐに返事を出している。
この辺の熱さなんですよね。
見習わなくちゃ、と強く思います。
とりあえず、12月の独演会に行きますよっと。
うわあ。長くなった…。
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