映画「哀れなるものたち」で改めて口コミの力を考えた
先日、仕事終わりに見た「哀れなるものたち」。
エマ・ワトソンの熱演がネットで話題です。
ただ、2時間越えの作品なので、正直、見に行くかどうか微妙でした。
しかし、ある著者さんがご自身のメールマガジンで大絶賛されてまして、
では行ってみようかしら、となりました。
本と映画は、口コミが一番効く。
と以前から思ってまして、今回もまさにそうだったなあ、と。
この場合の口コミは、直接会って、でなくてもいいのです。
ツイッターやフェイスブック、今回のようなメールマガジンでも。
ポイントは、「この人が言っているんなら、行ってみようかな」というところ。
つまり、信頼を置いている知り合いの本音の評価が大事。
と思います。
逆もありうるわけで、「この人がつまらないと言っているから見るのやめとくか」
という可能性もあると思います。
担当本が出たら、その著者さんの知り合いのフェイスブックやツイッターで、
正直な感想を書いていただく。
「面白い!」と熱量込めて書いて下さったら、
その書き込みを見てくださった人たちの1%でも、
買ってくださるのではないかしら。
と思うのです。
たぶん、「知り合いの〇〇さんが本を出しました。これから読みます。みんなも読んでみて」
はダメなんです。いや、告知効果があるから完全にダメではないか。
でも、それよりは、
「知り合いの〇〇さんが本を出しました。読んでみたらすごく面白かった」
の方が、口コミの効果はあるはず。
ポイントは、本音レベルで「面白い!」と思わせるだけの内容であること。
そして、その感想をできるだけ早いタイミングで書いてもらうこと。
ものすごく熱量のある高評価の感想でも、本が出てから1年後では、
正直、アマゾンにそこまでの影響はないと思うのです。
というわけで、今担当させていただいている本。
本音レベルで「面白い!」と思ってもらう内容にするとともに、
見本本を早めに作って、著者のお友達にプレゼントしなくては。
と思います。
あ、そうそう、肝心の映画の方ですが、
かなり面白かった!
ストーリーをどこまで書いていいかわかりませんが、
赤ちゃんの脳を移植したベラ(エマ・ワトソン)が、
歩き方喋り方どちらもたどたどしいところから、
だんだんと変化していって深い思索をするようになる。
その変化をきちんと見せているのが素晴らしいです。
そしてその思索が、今の日本とリンクしている気がして、深いと思ったのでした。
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