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2024年6月の16件の記事

2024年6月28日 (金)

どこまでが専門用語なのかしら

どこまでが専門用語なのか、ときどき悩みます。

思わず知らず、業界用語を使ってしまって「ん?」と思わせたくない。

祥伝社時代、「タイトル会議」という会議が定期的にありましたが

(祥伝社に限らずどの出版社もやってると思いますが)

著者さんと喋る際に「タイトル会議」というのは何となく使いにくくて、

(社内の言葉、という感じがしていたんですね、たぶん)

「タイトルについて社内で検討する会議」と言ってました。

 

本の中でも、できるだけ読者に「ん?」と思わせたくない。

なので、たとえば「p10」でなく「10ページ」と書くようにしてました。

(さすがにこれは誤解されないか)

(やたら出てくる場合はpも使ってました)

 

何を長々書いているかと言いますと、「口絵」という言葉について、

いま、ちょっと悩んでいるのです。

これ、意味わかりますかね?

というか、一般的に、わかる単語なのかな?

本の最初に入るカラーページのことです。

 

いま、「世界遺産」の本を作ってまして、

ビジュアル的にいい感じの世界遺産数点を、カラーで紹介しようと思ってます。

で、本文で当該の世界遺産が出て来たら「口絵参照」と説明をいれたいのですが、

ここで、はたと止まってしまったのです。

「口絵」と言われて、読者は「ん?」と思わないかしら。

 

もちろん、口絵と聞いてピンとくる人はたくさんいらっしゃると思います。

そちらが圧倒的多数ならばまったくもって何の問題もないのですが、

どうですかねえ。口絵と聞いて、「ん?」「何?」と思う人も、

ある程度は存在するはず。

ただ、それがどのくらいの割合か、わからないんですよね。

 

本を読み進めているときに、「ん?」とは思わせたくない。

そのために「口絵」を使うべきか否か、悩んでおります。

小さいなあ…。

 

 

 

 

2024年6月27日 (木)

「あんのこと」が新聞記事きっかけで作られたことに改め衝撃受けてます。

昨夜、帰りがけに映画「あんのこと」を見ました。

職場を出るのがギリギリになってしまい、映画館にギリギリに到着。

結局、予告編の途中から見ることに。本編に間に合ってよかった。

そして、「遅刻だからもういいか」と諦めなくてよかった。

観てよかった、観るべき映画でした。

 

ひたすら重く、救いがない作品です。

ヒロインの状況が、最初からマイナスなんですが、

さらにどんどん悪化していくという。

 

この映画の感想はフェイスブックに書きましたので、

ここでは別のことを書きます。

本作品は、冒頭に「事実を基にしています」といったクレジットが出てきます。

この救いようのない話が現代日本に実在するというのが一番の衝撃です。

そしてその事実を映画関係者(監督? プロデュー?)が知ったのは、朝日新聞の記事なんだそうです。

 

新聞の記事だから、誰もが目にする。

私も読んでいた記事のような気がします。

その、誰もが目にする記事から、これだけの作品を作る人がいる。

 

目の前に存在しているのに、それに気づかない人もいれば、

そこから作品を作り出す人もいる。

私は後者でありたい、と思います。

私の場合、作り出すのは本になりますけどね。

 

そのためにはまず、新聞をきちんと読まなきゃ。

(という結論でいいのか?)

そして話題のテレビや動画を見て、時代の感じをなんとなくでも把握しなくちゃ。

(ということできるのか?)

ヒットしているテレビドラマや映画って、時代の空気をなにかしら反映させている、

と思うんですよね。

2024年6月26日 (水)

メールの文章、自分に都合よく解釈しがち。

8月発売の新書の編集が、じわっと大詰めに近づいてます。

この感覚、現役時代を思い出すなあ。

 

8月刊のテーマが「世界遺産」なので、

世界遺産の写真をいろいろ集めてます。

 

実は、月曜に30点ほど集めたんですが、

そのうち半分ほどが使いづらいと判明。

正確に言うと、使用許諾にかなり時間がかかりそう。

 

というわけで、もっと手間が少なくて済みそうなサイトから、選び直しました。

それが昨日。

昨日、作業を始めてすぐに「あ、これ、時間がかかる」と気づき、

軌道修正したのですが、実は、著者さんから以前いただいたメールに、

そのことが書かれてました。その対策も書いてくださってました。

 

そこそこ前にいただいたメールでして、

その時にきちんと理解できていたら、月曜の作業はがらりと変わっていたはず。

昨日、選び直しなんてこともなかったはず。馬鹿だわあ。

 

著者さんのメールを、自分に都合よく解釈していた、ということです。

 

これ、実はたまに起きてます。

こういう意味なのね、と解釈してお返事メールを出したら、

さらにそのお返事がなんだか嚙み合ってない。

最初のメールに戻って読み直すと、私が誤読していたから。

という事態が、年に1回は起きているような。

 

相手からのメールを誤読しないように、

そして私からのメールは誤読させないように、

もっと気を付けないとまずいなあ。

ともあれ、昨日の段階で気づいたからまだよかったです。

 

写真集め、やっぱり大変だわ。

2024年6月25日 (火)

英文サイトが日本語訳に!

8月発売の新書のあれこれ、進めております。

テーマは世界遺産。

世界各地の世界遺産の写真も入れたい。というわけで、

たぶん40点近く入れることになりそうです。

 

ユネスコの世界遺産のサイトを開くと、

各地の世界さんに関する詳しい情報が出てきます。

写真データも。

 

ということを著者さんに教えていただいたのですが、

そしてすぐに開いたのですが、

ユネスコが作っているので当然、すべて英語表記。

うへえ、読めないよお。つらいよお。

 

と思っていたのですが、画面を右クリックしたらいろんな指示が出てきて、

その中に「日本語に翻訳」というのも。

え? まさか! と思ってクリックしたら、ほぼ瞬時に、英文が日本語に変わりました。

これはすごい!

Googleクロームだからできるのかなあ。

 

ともあれ、これはすごいことですよ。

英文表記の、つまり外国のサイトも、臆することなく読むことができる。

 

こういう状況の中で英語を勉強する意味とは?

しみじみ考えてしまうなあ。

 

 

 

2024年6月24日 (月)

映画「90歳。何がめでたい」を見たら原作が読みたくなったのでした。

映画はわりに見るほうだと思うのですが、

公開後すぐに行く、というのはあまりないです。

なんとなく一段落したタイミングで見に行く方が、客席にも余裕があるので。

まあ、そう思っているうちに見逃す作品もあるのですが。

 

というわけで、6月21日に公開した「90歳。何がめでたい」を23日に見たのは、

私にしてはかなり早い方です。上映時間の都合で、これが一番行きやすかったから、なんですが。

 

そこそこ期待値を上げて見に行きましたたが、その期待以上に面白かったです、本作。

主役の草笛光子さんも、編集者役の唐沢寿明さんも素晴らしい。

 

連載を引き受けてもらうために何度もお菓子の差し入れをする、

というシーンは、出版業界として一般的なのかなあ。

私、小説家の担当をあまりしたことがないのでよくわかりませんが。

 

それはともかく。

この映画を見て一番強く感じたのは、「原作読もう」という気持ち。

原作のエッセイが3本ほど紹介されるんですが、どれも面白そうなんですよね。

 

本作は、原作本を売るための最強のプロモーションビデオだなあ。

と思ったのでした。

2024年6月21日 (金)

海外在住のお仕事関係者と

いま進めている新書企画で、

フランス在住の著者さんとやり取りしてます。

昨年、日本にお戻りになっていたタイミングで一度お会いしましたが、

それ以外はすべてメールです。

 

本文チェックは、1冊分のpdfをこちらから送り、

それに赤字を入れていただく、という形で行ってます。

つまり、紙のやり取りはナシで、パソコン上で完結しているわけです。

 

以前、小説家の方で、お原稿のやり取りは必ず喫茶店で、

という方がいらっしゃいました。

「ファックスはどうも信用できない」というのがその理由で、

30年くらい前は、それが決して変なことではなかったのです。

(その著者さんとはお仕事の接点がなくなったのですが)

(最近はどうされてるんだろう…?)

 

TOEICの本を作る場合、TOEICの本部(?)であるアメリカのETSに、

カバーを見せる必要があります。

これも、30年前は国際郵便を使ってました。

向こうからの返事はファクシミリだったように記憶してます。

10日くらいは余裕をもって作業しなくちゃいけないわけで、なかなか大変でした。

 

それがいつの間にか、メールに画像を添付して送ればいいということになりました。

当然のことながら、瞬時に送れるようになったわけです。

これは感激したなあ。

 

という経験をしてきただけに、海外在中の著者さんとペーパーレスのやり取りということに、

しみじみ感激しております。

さらに数年後、もっと変化していくんだろうなあ。

2024年6月20日 (木)

久しぶりの神保町ランチ

昨年の定年を機に、働く場所が神保町から築地に変わりました。

ただ、それでも神保町には、時々行ってます。

隔月で落語会に行ってますし、仕事の打ち合わせに行くことも。

眼科と歯科も神保町エリアのところに今も通ってます。

 

というわけで、ならすと月に1回くらいは行ってるんじゃないでしょうか。

昨日も、打ち合わせに行ってました。

 

久しぶりだからランチは神保町の名店にしようと思っていたのですが、

タイミングを逸してしまい、多くのお店でランチ営業が終わっている時間になってしまいました。

結局、大戸屋ランチとなりました。これはこれで美味しいからいいんですけど、

大戸屋って、以前よりかなり値上がりした印象があります。違うかなあ。

 

といったことはさておき。

神保町界隈、閉めてしまったお店もちらほらあるようです。

もちろんその逆に、新規のお店も。

そこら辺の情報を整理したいと思ったのでした。

神保町に初めて行くならこのお店、

新規開店で話題といったらこのお店、

老舗といったらこのお店、

ネットを探せば出てきそうだなあ。

 

 

 

2024年6月19日 (水)

新橋勉強会に参加しました

昨夜は、月に1回の新橋勉強会。

珍しく、新橋のビルの中の貸会議室を使っての2時間半でした。

 

この勉強会は、著者、著者になりたい人、編集者が集まって、

情報交換をする場です。

もともとは某著者さんの販促のアイデアを出し合う会だったらしいのですが、

そこから、他の著者さんたちの新刊の販促アイデア会議となり、

さらに、本を出したい人の企画書検討会議になることも。

 

他社さんの情報、業界全般の情報が入って来る、私にとっては貴重な会です。

何より、脳みそのいつもと違う部分を刺激される感じで、勉強になります。

といいつつ、先月は休んだんですが。

 

今月、つまり昨夜は、参加者がかなり多かったです。20人以上かな。

担当本が出るタイミングで、私もご相談をしなくちゃ。

8月かなあ。

 

勉強会の後は近くの居酒屋で懇親会。

という流れなんですが、こちら、最近はあまり参加してません。

私は酒が飲めないですし、人見知りなもので。

これも、次回あたり、軌道修正したいなあ。

2024年6月18日 (火)

フェイスブックに何を書くか/何を書かないか

昨日は眼科に直行して、その後、神保町で打ち合わせ。

他社の編集者さんと、企画の相談でした。

 

その編集者さんとは祥伝社時代からの知り合いで、

現在の私の状況(フリー編集者として朝日新聞出版で働いている)もご存じです。

 

打ち合わせの際に「週に何回、会社に行ってるんですか?」という質問が。

「平日は毎日行ってます」と答えたら、ビックリされてました。

 

フェイスブックで私の近況を把握されているとのことで、

映画や落語会にしばしば行っているから、会社には周3くらいで行ってるのだろう、

と思っていたとのこと。

 

言われてみれば、フェイスブックには映画と落語、たまに本の感想を書いているので、

時間的にかなり余裕がある人っぽく見えてるのかも。

想定外でしたが、これは嬉しい。

 

私、時間に余裕のある生活を送りたいと思っていて、

せめて、周りにはそういう印象を与えたいと思っているのです、

祥伝社時代から。

そういう人の方が、持ち込み企画とか、来そうじゃないですか、

毎日ジタバタ走り回っている人より。

 

そして、フェイスブックってその人の印象を決める際の、

そこそこ重要なツールなんだなあと再認識しました。

このブログでは仕事がらみのことをあれこれ率直に書いていますが、

フェイスブックに何を書くか/何を書かないか

戦略的にもっと考えたほうがいいかも。

フリー編集者として、フェイスブックで私の印象を操作しなくちゃ。

その前に、どういう編集者と思われたいか、ですけどね。

 

2024年6月14日 (金)

引き出しを整理すると頭の中も整理した気分になるのね。

築地の出版社で働くようになって1年とちょっと。

正社員ではないのですが、そんな私も専用のパソコンを支給してもらってます。

キャビネ2段分も、個人スペースとして使えます。

 

フリーアドレスで机に書類を置いて帰れないので、

仕事関係のもろもろはそのキャビネに放り込んでます。

他にも、資料になりそうな文庫や新書、会議の資料などなど。

数か月もしないうちに、かなりごちゃごちゃに。

 

というわけで、昨日はキャビネ2段の整理をしました。

やるつもりはなかったんですが、ちょっと始めたら最後までやるしかない、

という気持ちになりまして。

 

キャビネのうち、下の段には資料となる書籍を詰めました。

で、上の段には、右から

「いま作業を進めていてもうすぐ本になる企画関係」

「あれこれ進めているけれど本になるのはもう少し先の企画関係」

「資料となる雑誌のコピー」

の3つのブロックに分けました。

 

見た目にだいぶすっきりした気がします。

なにより、探し物の時間が減るはず。

 

これって、キャビネの整理をしながら頭の中を整理しているんだよなあ、

という気持ちにもなりました。頭の中がすっきりする感じ。これ大事。

 

ついでに、こちらで働くようになってからの編集会議の資料もダーッと見直しました。

昨年の秋ごろ検討していた企画が今月新書になっていたりして、

皆さん、仕事が早いなあ。

私、企画が通ったものは数本ありますが、

そこから形になったのはまだ1本。

仕事の進め方を考えないとなあ。

としみじみしたのでした。

 

 

2024年6月13日 (木)

前の会社のデザイナーさんとのお仕事

昨年4月に祥伝社を定年退職し、

5月から築地の朝日新聞出版に通っています。

という状況になって1年ちょっと。

 

いまのところ、本を3冊出版しました。

現在、4冊目が進行中。

そして5冊目の具体的な作業が今週、始まりました。

すでにお原稿はいただいてますので、たぶん、秋には出版できると思います。

 

というわけで、昨日はデザイナーさんに連絡を入れました。

その本のブックデザインをお願いするためです。

 

これまでの3冊は、以前から朝日新聞出版とお付き合いのあるデザイナーさんにお願いしました。

ギャランティーやスケジュールを熟知されているので、安心です。

 

今回は、祥伝社時代にお仕事をお願いしていたデザイナーさんにお願いしました。

 

朝日新聞出版で3冊編集し(うち2冊が新書、1冊が単行本)、

スケジュール感覚やギャランティーの相場観が、

なんとなくわかってました。まだわかってないことも多々ありますが。

祥伝社時代のそれを上書きした感じ、と申しましょうか。

 

というわけで、新規にデザイナーさんをお願いできるぞ、

ということになり、メールをお送りしたのでした。

快諾していただき、ありがたい限り。

 

これまでお願いしているデザイン会社さんとも、実は、

祥伝社時代にお仕事をお願いしてますし、

とても心強い存在です。

ですから、今後ももちろんお願いするつもりですけどね。

 

こうやって少しずつ、やれることを増やしていかなくちゃ。

2024年6月12日 (水)

定年後のランチはいくらが適正なのか

昨夜は同世代のおじさん3人で会食でした。

鶯谷のいい感じの居酒屋。私はウーロン茶オンリーでしたが。

 

そこで、私とほぼ同い年で、定年後も働いている人とランチの話になりました。

「築地は高い店が多い。1000円から1500円のお店を何とか探してる」

と喋ったら、「それでも高い」という反応。

え? そう? と一瞬思ったのですが、

1週間に6000円近くランチに使っているのは、

定年後の身にはたしかに贅沢かも…。

月にしたら2万円以上だもんなあ。

 

正直、昨年はあまりお金のことを考えず、日々、生活してました。

前職の最後のボーナスやら何やらで、銀行にちょっとだけ余裕があったので。

 

しかし、それも1年でほぼ使い切りました。

むしろ今年は、九州の母に隔月で会いに行ってますので、

その分、お金もかかってます。

 

遅ればせながら、毎月の収入と支出を、きっちり考えないとなあ。

毎月使えるのはこれだけだから、ランチに使えるのはこれだけ、

1週間だとこの金額。そこでやりくりするのも、パズルみたいで面白いかも。

 

退職金から毎月少しずつ取り崩すことになるかも、

と思っていますが、その場合、どのくらいで使い切るかをきちんと計算しないと、

いろいろまずい。

 

少なくとも、前職の雇用延長の場合の収入よりは、現在の職場の方が多いのですが、

だとすると、前職の雇用延長を選んでいたら、今頃、ランチはどうなっていたのかなあ。

前職は社食もなかったしなあ。

 

最近愕然としたのは、母親の年金と、数年後にもらえるであろう私の年金と、

ほんの数万円しか違わないこと。(かろうじて私が数万円多い)

昔がよほどよかったのか、今が厳しいのか。

 

 

2024年6月11日 (火)

売れてなくても重版になった本の思い出

金から月まで、鹿児島に帰省してました。

母親が一人暮らしのため、2カ月に一回ペースで戻り、

いろいろ様子を見ています。

今回はシルバー人材センターに頼んで雑草の草刈り、

そして台所の蛍光灯の交換(これは私がやりました)。

 

そんな中、ツイッターを見ていたら、

他社さんの新刊が「発売1週間で重版」という情報が流れてきました。

私もその本は気になっていたので、売り上げをパブライン(紀伊國屋書店チェーンの売り上げデータ)で

見ていたのですが、そんなに売れている数字ではないのです。

端的に申しまして、毎日一桁。5冊以上売れている日がない。

紀伊國屋書店チェーン全体の数字ですから、まあ、いい数字ではないです。

それで重版?

と驚いたのですが、自分自身、そういうことが数年前にありました。

 

著者さんの大規模な講演会があり、そこで1000冊配る。

講演会の参加費に、本代も含まれている。そういう形です。

というわけで、1000冊分、重版を掛けたことがあります。

それがなかったら、とても重版なんてできない数字でした。

そして重版分はすべてその講演会で配りましたので、

書店には回っていません。

きわめてイレギュラーですが、それでも重版は重版。

 

著者さんには「重版決まりました」とツイートしてもらいました。

著者さんのファンらしき人たちが、

「やっぱり売れてますね」「すごい」というコメントを書いていて、

なんだかもやっとした気分になりました。

 

「重版決定!」となれば、「売れている!」という印象を与えることができます。

でも、結局、その後も数字はよくなることはなく、3刷もならず。

 

もちろん、今回は他社さんのことなので、重版に至った本当の理由はわかりません。

講演会とか著者さんのまとめ買いだと思うのですが、

私の思い至らない別の理由があるのかも。

 

というわけで、売れてなくても重版はかかることが(たまに)ある、というお話でした。

 

2024年6月 5日 (水)

永井朝活塾で『実存主義とは何か』を学ぶ

今朝は自宅でオンラインセミナーを受講してからの出社でした。

「永井朝活塾」です。

マーケティング戦略コンサルタントの永井孝尚さんによるセミナーで、

毎月1冊、テキストを解説する形での、90分ほどの講義です。

今月のテキストはサルトルの『実存主義とは何か』

 

自分からは読まないであろう本をもとに、

こういう勉強の時間を持てるのは、シンプルに、刺激になります。

月に一度のリズムにもなってます。

以前は新橋の会議室(だったかな)で開催されてましたが、

コロナ禍以降オンラインに。

 

実存主義って、倫理の教科書で習った気がしますが、

そもそも「実存主義者」って当時のパリの若者たちを指す言葉だったんですね。

かつての「竹の子族」みたいなもんかしら。(古いわ)

 

「~のために人間を作る」ではなく、

「どんな自分になるかは自分次第」

というサルトルの指摘は、当時、衝撃的だったんだろうなあ。

 

「思想は悲観主義、行動は楽観主義」

「あなたの人生をプロジェクトとして考えよ」

などなど、定年を迎えた私に刺さる言葉が多かったなあ。

哲学って、生きる際の指針になる。机上の空論ではない。

ということを学んだ90分でもありました。

ありがたいありがたい。

2024年6月 4日 (火)

著者さんの講演会場で

昨日(6月3日)は、井下田久幸さんの講演会に参加しました。

正確には、井下田さんのご著書『選ばれ続ける極意』の売り子として、

会場の後ろにいました。

 

100人以上参加されていたそうで、90分の講演後、

井下田さんと名刺交換したい人たちがずらっと並びました。

そのすぐわきで、私が本を売る、という位置関係。

これは、売れますね。

名刺交換したいご本人の目の前で、その人の本を売ってるんですから。

 

というわけで、18冊売れました。

ありがたい!

 

こういうのが100回あれば、1800冊売れるわけで。

これは大事にすべき、と思います。

毎回、私が参加するというのはちょっと厳しいですが。

 

当日になって知ったのですが、社長さんとか経営者とか、

そういう人たちが多めに参加していたそうです。

であるならば、「社員に読ませるためにまとめ買いしたい」という需要があったかも。

そういう需要にこたえるようなチラシも、つくっておけばよかったなあ。

新刊単体のチラシは持って行ったんですが。

ちょっとだけ残念。

2024年6月 3日 (月)

書類づくり今昔

先月5月は14回の更新だったようです、このブログ。

福岡に3回行ってたからなあ。

今月はそれよりは多く更新したいと思ってますが、

早速1日と2日は更新せず。土日でしたからねえ。

会社で、出社後すぐに書く、という習慣になっているので、

出社しない土日は更新が滞りがちです。

 

そんな中、築地の出版社に通うようになって1年と1カ月になったわけです。

その間、作った書籍は3冊。くうう。少ない。

本づくりに関する経理の書類も、必然的に3枚書いたのみ。

 

こういうのって、数をこなさないと覚えないので、

毎回、記憶を振り絞って書類を作っております。

 

そういう状況ではありますが、前職(祥伝社)に比べると、

パソコンで完結する作業が多いなあ、と感じております。

パソコンから必要なフォーマットを呼び出して、

画面上で打ち込んで、それをクリックしておしまい。

 

同じように、著者との契約書も、最終的には押印したものを送りますが、

それまではパソコンからフォーマットを呼び出して、

そこにデータを打ち込んで、担当部署にメールで送る。

パソコンで社内の書類を検索することも増えました。

 

たぶん、普通の企業ってこんな感じなんだろうな。

還暦過ぎてから、一般企業の雰囲気を味わってます。

 

祥伝社時代は経理からの「書類の締切ですよお」という催促が厳しく、

いつだったか、経理部の後輩女子が

「今回の書類、まだ出してないのはお前だけだぞごらあ」

と激怒していたのを思い出します(ちょっと文章を強めに書いてます)。

 

そういうことにはいまのところまだなってませんが

(なんといってもまだ3枚なので)

激怒されないように気を付けなくちゃ。

 

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