どこまでが専門用語なのかしら
どこまでが専門用語なのか、ときどき悩みます。
思わず知らず、業界用語を使ってしまって「ん?」と思わせたくない。
祥伝社時代、「タイトル会議」という会議が定期的にありましたが
(祥伝社に限らずどの出版社もやってると思いますが)
著者さんと喋る際に「タイトル会議」というのは何となく使いにくくて、
(社内の言葉、という感じがしていたんですね、たぶん)
「タイトルについて社内で検討する会議」と言ってました。
本の中でも、できるだけ読者に「ん?」と思わせたくない。
なので、たとえば「p10」でなく「10ページ」と書くようにしてました。
(さすがにこれは誤解されないか)
(やたら出てくる場合はpも使ってました)
何を長々書いているかと言いますと、「口絵」という言葉について、
いま、ちょっと悩んでいるのです。
これ、意味わかりますかね?
というか、一般的に、わかる単語なのかな?
本の最初に入るカラーページのことです。
いま、「世界遺産」の本を作ってまして、
ビジュアル的にいい感じの世界遺産数点を、カラーで紹介しようと思ってます。
で、本文で当該の世界遺産が出て来たら「口絵参照」と説明をいれたいのですが、
ここで、はたと止まってしまったのです。
「口絵」と言われて、読者は「ん?」と思わないかしら。
もちろん、口絵と聞いてピンとくる人はたくさんいらっしゃると思います。
そちらが圧倒的多数ならばまったくもって何の問題もないのですが、
どうですかねえ。口絵と聞いて、「ん?」「何?」と思う人も、
ある程度は存在するはず。
ただ、それがどのくらいの割合か、わからないんですよね。
本を読み進めているときに、「ん?」とは思わせたくない。
そのために「口絵」を使うべきか否か、悩んでおります。
小さいなあ…。
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