本の記録

後輩へのメモ

2020年6月22日 (月)

「パン屋ではおにぎりを売れ」ですぐに真似しようと思った3つのこと

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昨日の続きです。

アスコムの編集者・柿内尚文さんの

「パン屋ではおにぎりを売れ」を読んで、

まねしなくては!と思ったことを書きます。

三つ、あります。

 

・月一回のひとり反省会

ノートを使って、失敗したこと、うまくいかなかったことを

1か月分振り返る。

以前は新刊が出るたびにひとり反省会を行なってメモを作ってたんですが、

最近やってなかったな、ということで。

 

・言葉貯金

魅力的なキャッチコピー、心に響いた名言、気になった言葉、

これらを全てメモする。

心に響いた名言はメモってますが、キャッチコピーはやってません。

これも、以前はやっていたのですが。

 

・考える時間をスケジュールに入れる

考える時間を自分で決めて、スケジュールに組み込む。

重要度は高いのに緊急度が低いことに費やす時間を確保するため。

 

というわけで、学ぶべきことが多いです、この本。

 

 

2020年6月15日 (月)

「人生最後の日にガッツポーズして死ねるたった一つの生き方」はやっぱり凄い。

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弊社でも大変お世話になっております、ひすいこたろうさんの新刊です。

まず、冒頭でグッと引き込まれます。全体が黒地で、そこに砂時計とひすいさんの文章。

凄い本を読んでるぞ、という期待が一気に膨らみます。

この「つかみ」が、編集者として素晴らしいと思いました。

 

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吉田松陰、高杉晋作、野村望東尼、ジョン万次郎、坂本龍馬。

彼らを描いているのですが、歴史の本とは思えないタイトルです。

実際、この本は日本史の本ではないのです。

彼らの生涯を読む進めることで、読んでいる我々の行き方が問われる。という構成になってます。

 

しかし、ひすいさんの文章がとにかく読みやすいので、

スイスイ読めます。

ところどころ入っているイラストも、いいんですよねえ。

 

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最後の方にさらっと

「こんな国にするために、僕たちは命をかけてきたわけじゃないぜよ、そう(龍馬に)いわれてしまう気がした」

というフレーズが出てくるのですが、これはひすいさんの本音だろうなあ、と思います。

 

死、志、詩、始、糸、と5人を「し」で繋いでいくところがひすいさんらしいところですが、

さらに私や史にも繋がっていく。

この流れは、読んでいてワクワクしてきました。

2020年6月 3日 (水)

「世界観をつくる」を読んで一番驚いたこと

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山口周さんと水野学さんの対談本です。

お二人の対談本なのか! と読み始めたんですが、

とても面白いです。新しい働き方のヒントになる気がします。

実体験に基づくエピソードが多めなので、それが興味深いし、説得力があります。

 

編集者的に驚いたのは、「はじめに」に山口さんが書いていらっしゃる、ここ。

「もともとこの本は「世界観について語り合おう」ということで生まれた本ではなかった」

つまり、タイトルに出てくる「世界観」は、当初想定してなかったそうです。

 

そこから始まるって、対談本としてはかなり異例な気がします。

お二人が親しいから、相互をリスペクトしているからでしょうか。

担当編集者が当初どのようにお願いしたのか、興味があります。

 

全体のテーマ、というか趣旨は、最後に水野さんが書いている

 

「こうだったらいいなと自分が思う情景を、くっきりと、具体的にイメージすること。

それを実現するために、世界観を、圧倒的な精度でつくりあげること。

その結果、「意味がある」モノをこの世に生み出すこと。

そして、共感してくれる人を増やしていくこと。

それがこれからのビジネスの場で必要なこと」

に集約されるように思います。

 

というわけで、印象的だったフレーズを備忘録風に書いておきます。

 

・企業の調子が悪くなるということは、その会社が「世の中に対して価値を提供

できなくなっている」ということ

・デザインは意味で固めないかぎり無限につくれちゃう

・「自分にはわからない」って優秀な人ほど言える

・モノをつくっても売れない時代になった今は、わがままが必要

・自分にとって全然関係ないと思っていた商品やサービスが、広告によって自分と関係あるものに変わる

・仕事に関係ないような知識のインプットは、物語をつくり、世界観をつくるという形のアウトプットの材料

・仕事ができる・できないの最後の最後の分かれ道は、その人の感性

 

 

 

 

2020年5月24日 (日)

三遊亭円楽師匠の本の編集者的な面白さ

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昨日は、椿らい堂さんとやっているポッドキャストの収録でした。

私はぱーぱー喋るだけで、編集などはすべて椿さんがやってくださいます。

ありがたい。

 

落語について喋る「おあとがよろしいようで」という番組でして、

落語を喋る、ということで、落語に関する本を今年はあれこれ読んでます。

 

最近読んだのが、『流されて円楽に 流れつくか圓生に』。

著者は6代目三遊亭円楽師匠です。

 

ご自身の師匠である先代の円楽、立川談志、古今亭志ん朝といった昭和の名人たちとの交流がとても興味深く、

落語好きとしてはぐいぐいと引き込まれました。

 

入門してまだ数年の段階で、「四天王・弟子の会」を行ったというエピソードがかなり強烈でした。

当時、落語四天王という人気者がいまして、立川談志・三遊亭圓楽・春風亭柳朝・古今亭志ん朝の四人なんですが、

その弟子である自分たちで会を開こうと思いつき、会場を借りることからチラシの印刷まで、すべて自分たちでやってしまう。

サラリーマンでいえば新入社員レベルです。それでも会をやってしまう。驚くべき行動力です。

面倒な折衝関係は全部、円楽さん(当時は楽太郎)が担当したそうで、

後に博多・天神落語まつりをプロデュースするだけあって、栴檀は双葉より芳し、と思ったのでした。

 

本づくりの点で面白かったのが、第5章、だったかな、

円楽師匠の高座のマクラから始まって、

その後、そのマクラの解説のような形で進む章があります。

 

講演の一部を最初において、後半はその解説を行う。

全編、講演会の文字起こしの本というのはありますが、

あえて一部だけ使って、あとは自ら解説する。

これ、作りやすいし面白い本ができるんじゃないかしら。

と思ったのでした。

 

 

2020年5月11日 (月)

「書評の仕事」を編集者が読んでみた。

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ライフハッカーの書評を担当されている印南敦史さんの新刊

「書評の仕事」。読みやすくて面白かったです。

 

膨大な書評を書かれている印南さんの、

本の読み方についてのご著書は読んでましたが、

本書は書評の書き方を通して、

人を動かす文章の書き方を論じているところが興味深いです。

 

印南さんが紹介してくださったことで

ネット書店アマゾンの順位が急上昇したこと、

担当本で何度もあります。

つまり、思わず本を買いたくなる文章なのです。

このように、読み手が思わず行動したくなる文章をいかに書くか。

 

「自分の気持ちを隠さない」「自分の文を好きになる」

「文章は適切に分解する」「読む人を想像する」「気の進まない仕事を優先する」・・・

他にもいろいろ出てきます。文章を書くのも編集者の仕事ですから、

とても参考になります。

 

中で「そうかあ!」と思ったのは、

飲み会などで自分の知らない本の名前が出たら、

スマホでその場で購入するようにしている、という点。

 

私もできるだけそうしたいと思っているんですが、

まだまだ徹底できてないなあ。

 

と、ここまではフェイスブックに書いた文章とほぼ同じ。

ここで終わっては面白くないので、編集者さん向けにもう少し。

 

印南さんのところにはたくさんの本が送られてきますが、

困ってしまう本もあるそうで、それはジャンルとかではなく、

「オススメの箇所に付箋を貼っている本」なんですって。

私、そういう献本はしてないと思いますが、気を付けなくては。

 

もう一点。印南さんが避けたい本は

1書き手の個性が見えない。

2自分語り(自慢)ガ多すぎる。

3文種に魅力がない。

これ、著者さんのお原稿を読むときに、覚えておかなくちゃ。

 

2020年5月 4日 (月)

編集部の後輩にも読ませたい本、「本を売る技術」

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朝の投稿、あまりに備忘録だったので、別ネタも投稿しておきます。

最近読んだ本の感想を書きます。

 

このブログに本の感想を書くときは、できるだけ編集者の視点で語りたいと思います。

その点で、先日読了した『本を売る技術』は、編集者にとって非常に勉強になる本でした。

著者の矢部さんはリブロなどで活躍されていた方。

本をいかにして売るか、その方法と考えを、本の雑誌社の杉江さん相手に語っています。

基本は、お客さんの立場に立って、1冊でも多く売るためにどうすればいいか考える。

これって、物を売る仕事全般に通じる話ではないかと思うのです。

 

もちろん、こんな風に平積みを考えるのかあ、といった専門的な話は、

出版社の人間と書店関係者でないと面白くないかも、ですが。

さらに、出版業界の流通や取引といったより専門的な話は、コラムに出てきます。

ここはかなり専門的で、正直、後で自社の販売部の人に補足してもらわなくては。

という箇所もあったんですけどね。

 

本書の凄いところは、そういう専門的な知識も学べる上に、

仕事論としても勉強になるという点ですね。

例えば「ベストな形を自分で承知してやっていないと、忙しさの方向が違ってきちゃう」

「自分が知っている本だけが売れる本なわけではない」などは、他の仕事にも共通するのではないか、と。

 

フェイスブックにこの本のことを書いたら、

他社の敏腕編集者さんが「自分も会社で勧めました」とコメントを付けてくれました。

そうなんですよね、やはり。

私も後輩に勧めようっと。

 

それから、編集者の視点としてもう一つ。

対談本はあまり面白くない、という印象があリまして、実際そうなりがちなのですが、

本書はそうではありません。

矢部さんと聞き手の杉江さんの間にしっかりとした信頼関係があるから、

なんでしょうね。

本づくりの上で、とても参考になりました。

 

2019年10月27日 (日)

【本】『一秒で捨てろ!』

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先日読んだ成毛眞さんの新刊『一秒で捨てろ!』。かなり面白いです。一気に拝読しました。

サブタイトルが「人生がときめく『逆転の整理術』」なので、近藤麻理恵さんを意識しているのかしらと思っていたら、第1章の最後にズバリ、「ビジネス版こんまりを目指せ」とあって、なるほど、と思ったのでした。

「はじめに」で成毛さんご本人が書いているように「また極端なこと言っているなあ~」と思わず突っ込みたくなる論が次々に出てくるのですが、よく読むと、なるほどと思えてくるものばかり。

だからといって明日から真似ができるかとなると、かなり微妙ですが、こういう考え方もアリと思うと、毎日がぐっと楽になるように思います。

例えば、「エライ人が出席しなければ、会議はなくなる」「電話をかけてくる人は、仕事がデキない証拠」「研修やセミナーは天才をダメにする」「前任者のやり方をすべて捨てろ」「いまだに年賀状を出すバカ」「部下の結婚式や披露宴には行くな」「お墓はいらない」「投資するなら大手証券会社からしか買ってはいけない」などなど。

そしてこの本、書評家として知られる成毛さんが、ご自身の書評テクニック2つを開陳しているという点でも貴重です。

ひとつは、軽く酒を飲んでからのほうが文章にノリが生まれやすいというもので、酒を飲まない私にはまねできないのですが、もう一点は「なるほど!」と思ったのでした。と書きつつ、個の書評では全くマネできてませんが…。成毛さんおススメのテレビ番組も紹介されていて、これはすぐに予約しなくちゃだわ。

2019年10月13日 (日)

【今週読んだ本】『稼げる人稼げない人の習慣』

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世間的に、そして私のフェイスブックのタイムラインがラグビーで盛り上がっている時に、それとは全く関係なくアップしたのが本の感想。

下記はそのフェイスブックの書き込みです。

【今週読んだ本】『稼げる人稼げない人の習慣』(松本利明著)

著者の松本さんからいただいた最新刊。日経ビジネス人文庫です。文字通り、稼げる人とそうでない人の習慣を対比して説明してます。1項目4ページほどでサクサク説明しているので、とても読みやすいです。しかし、中身はかなり濃くて深いです。後書きにも出てきますが、実はパーソナルブランディングについての本でもあります。個人的に、「稼げる人はスポーツでストレスを発散し、稼げない人はスイーツで発散する」という項目にドキッとしました。余談ながら、単行本の時のタイトルでは「稼げる男」だったのが文庫化に際して「稼げる人」になったのが、今風だなあと感じました。そしてそのことも含め、文庫を編集している者としては日経ビジネス人文庫の本作りがとても勉強になる1冊でした。

2019年10月12日 (土)

【本】『史上最高の自分のつくりかた』

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『『丸亀製麺』で学んだ 超実直! 史上最高の自分のつくりかた』(ゴマブックス)を読了しました。

弊社から『丸亀製麺はなぜNo.1になれたのか?』を上梓された小野正誉さんの最新刊です。弊社のは丸亀製麺の強さの秘密に迫る本でしたが、今回は個人が理想の場所にたどりつくためのメソッドを、丸亀製麺のやり方を紹介しながら説明してます。ものすごく手短に説明すると愚直でなく実直にやっていく、ということになるんですが、ではどのように実直にやっていくのか、それをきっちり説明してます。

「お客様のご意見ご要望を元に作ったメニューは売れない」というフレーズは、ものすごく共感しました。

前作の時に聞いてなかったなあという話がいくつかありまして、前作の担当編集者としては自分の力量不足が残念です。知らずに活字にしないのと知っていて活字にしないのとでは、意味が異なりますからね。

2019年10月 7日 (月)

【本】『時間革命』

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先日もちらっ書いた『時間革命』(堀江貴文著)、読了しました。やはり、面白い。

時間がテーマですから当然ではあるのですが、著者・堀江さんの生き方とか、人生観、そういったものがそこかしこに出てきて、それがとても興味深いです。

子供の頃「死」が怖かったという話は、とても共感します。

でそれへの対処法は「夢中になれる楽しいことで自分の時間を埋め尽くす」

そして、堀江さんによれば「人生は川にプカプカ浮かびながら流されている。流れに逆らって泳ぎ続けることはできない」

その川を下っていくうえで大事なことは、出会う果物の数を増やすこと。美味しい果物が流れるかどうかは運次第でコントロールできない。コントロールできるのは、出会いの回数を増やすこと。そこで、選り好みしないで流れ着いてきた順に手を伸ばす。 

というわけで、堀江さんの生き方、人生観が読み取れるでしょ。

時間術の本というのは、究極、そういうものなのかも。

ノウハウ的なことは実はあまり出てきませんが、スキマ時間の重要性は言及してます。

やっぱり。そうなんだ。

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