後輩へのメモ
今日が12月23日で、仕事納めが曜日の関係で26日。
(まさか日曜の28日ではないよね、この会社…)
26日はざわざわとしているうちに終わってしまうので(なんだそれ)
実質稼働は23,24,25の3日間。
今年も速かったなあ。
そんな中、『非効率思考』(黒田剛著・講談社)を読みました。
先日、社内勉強会がありまして、このブログにも感想を書きましたが、
その講師が黒田さん。
勉強会が勉強になったので、著作も読まなくては。
と思ったのです。
印象的だったフレーズを、備忘録として書いておきます。
「人がすすめることは実践してみて、必ず感想を伝える」
「どれをやるかではなく、すべてやる」
「メールを送るときはまず、『どうすれば受け取った相手が企画会議を盛り上げられるか』を考えるようになった」
「『その後いかがでしょうか』とはメールしないようにしている」
「知恵を絞り、汗をかいていきましょう」
「2年後の自分の姿をイメージして、日々の努力を積み重ねるだけだ」
「『これ、明日やろう』と思った瞬間、すぐにやる」
「事前に資料をGoogleドライブにアップロードし、URL化しておく」
長文になり過ぎるので詳細は省きますが、
「3つのランプ」点灯の法則というのも本書に出てきます。
これ、私も常々思っていたことで、そうですよねえ、
と意を強くしたのでした。
というわけで、『非効率思考』、勉強になりました。
先週金曜日に社内勉強会のことを書きまして、
その中で、「新刊のことをこのブログにも書きます」と書きながら、
まだ書いていませんでした。
というわけで、改めて書きます。
『本の話はどこまでも』(語り手・青山美智子 聞き手・根津香菜子)、
12月19日発売開始!
本屋大賞5年連続ノミネートという凄い実績をお持ちの青山美智子さん。
青山さんの本への思いをたっぷり聞きたい、
というきわめて個人的な思いから企画が始まった『本の話はどこまでも』。
青山さんに本の話をいろいろお聞きしたら、
「本名で書いている理由」
「幼少期に読んだ本」
「人生を変えた本」
「フランスのブックフェアで感激した体験」
「東日本大震災での山の上ホテルの話」
などなど、興味深い話がいろいろ聞けました。
取材は喫茶店の会議室だったんですが、至福の時だったなあ。
というわけで、青山美智子さんのファンはもちろんですが、
本好きの方にも是非読んでいただきたい1冊です。
と書いていて思ったのですが、本好きな人は、
ご自身のクリスマスプレゼントに、いかがでしょうか?
田中達也さんのミニチュア作品をカバーに使わせていただきましたが、
これがとても素晴らしくて、お部屋に飾っていただいてもいい感じだと思うのです。
ひっくり返すと別の作品が出てきますが、これもまた素敵。
というわけで、『本の話はどこまでも』。
是非よろしくお願いします!
正直に申しまして、このブログのページビューはほんとに少ないんです。
それでも、見てくださる人がいらっしゃる以上はここでも紹介しなくては。
もしかしたら、もしかしてですが、このブログで初めて、
『本の話はどこまでも』のことを知ったという人も、
いらっしゃるかも、なので。
昨日は出社してすぐに反応しなくちゃいけないお仕事がありまして、
それに対応しているうちに、ブログ更新の時間が無くなっておりました。
その分、午後は割とのんびりしてまして(自分比)、
早めに帰宅。
読みかけだった『月収』を一気に読了しました。
本書は原田ひ香さんの、今年2月刊の小説です。
『三千円の使いかた』と同じく、お金がテーマ。
今回は連作で、それぞれ、月収4万円、8万円、10万円、100万円、300万円、17万円の女性が主人公。
読みやすくて、それぞれの物語世界にすぐに没入できます。
物語として面白いことに加えて、お金の勉強にもなるんですよね。
さらに、老人問題、生前整理、福祉の問題へと、
自然と広がっていくのが素晴らしい。
お金を考えるというのは、社会を考えることですからね。
こういう、普通に書いたら難しく深刻になりそうな問題を
物語としてすいすい読ませるところが凄いと思います。
お金を稼いでいる主人公たちなんですが、どこか、寂しげ。
何かしら、欠落している部分がある。
「お金では買えないものがある」とよく言いますが、
それを小説の形で表現してくださってます。
それでいて、最後はハッピーエンドになっている。
見事な構成だなあ。
(フェイスブックに書いたのとほぼ同じ文章です)
愛聴しているポッドキャストが何本かあります。
「流行りモノ通信簿」とか、春風亭かけ橋さんの番組とか。
その一つが「ゆとりっ娘(こ)たちのたわごと」。略して「ゆとたわ」。
都内で働くほのかさんとかりんさんがひたすら雑談をする番組です。
8年間続いているらしいです。私は1年目の後半くらいから聴いているのかな。
その音源の中から、厳選した9本を活字化しています。
特に面白かったのは「しょうもない話に人生が宿る」
タイトル通り、しょうもない話がひたすら続くんですが、それが面白い。
「仕事で人間になる瞬間」は、桃太郎と浦島太郎の話。
記憶力がかなり悪い私が珍しく、明瞭に覚えてます。仕事の話です。
冒頭の「ウォーターライフクライシス」も興味深い。
そして最後に「アンチ・ライフステージ」を置いているのもいいなあ。
生成AIに作ってもらった台本が秀逸なのですよ。
還暦過ぎた人間(私)が読むと、共感するというよりは、
かつてこういう事を私も考えていたなあ、そうだよねえ、という思いが強いです。
そして私の場合は一人で考えていましたが(というか、そういう人が多いと思う)、
ほのかさんとかりんさんは、互いに喋ることで言語化し、明晰化しているのが素晴らしいし、羨ましい。
書籍編集者の視点で興味深いのは、二人の顔写真を入れてないところ。
私が担当者だったら、どこかに入れるように、二人に絶対お願いしていたと思います。
くわえて、小見出しがいいのです。
「人生はセレピ探し」「友情の熟成期間」「臨界点突破の壁」などなど。
編集者さんが考えたのかしら。お二人かな。
あ、そうそう、各章の最後にお二人のエッセイも載っています。
これが読ませるのですよ。喋りが上手い人は、文章もうまいのか!
かつて、このポッドキャスに感想メールを送ったことがあります。
その時に、
「かつて、夏目漱石は柳家小さん(三代目)と同時代に生きられる私たちは幸せだ」と書いたが、
ゆとたわと同時代に生きられる私たちも幸せだ」と書きました。
(二人は小さんがわからなかったみたいですが)
今回も、同じことを思いました。ふたりと同時代に生きられる私たちは幸せだ!
最近読んだ書籍3冊が今一つで(あくまでも私の好みではなかった、ということですが)
ぐったりしていたのですが、今週手に取った『トットあした』は面白かった!
黒柳徹子さんが、人生において印象的だった言葉を紹介し、
それを説明することで黒柳さんご自身の半生も語られる。
そういう構成。
杉村春子、渥美清といった俳優も出てくれば、
恩師や親族、さらに兵隊さんや外国の子供の発言も。
それらが同じように扱われているところが黒柳さんらしい。
そして何より、エピソードが面白い。
「ザ・ベストテン」内でシャネルズへの子供の質問に悔し涙を流した黒柳さんと、
それを見て視聴者に向かって発した久米宏さんの発言。
貧乏な役者だった頃に、渥美清さんに言われた言葉と、
それを聞いていた小沢昭一三の言葉にグッときました。
渥美さんの最晩年の映画撮影を観に行った時の話も、
とても印象的です。
『窓際のトットちゃん』を読んでいても感じることですが、
黒柳さん、ひょっとしたら、社会不適応な人として、
辛い人生だったかもしれません。
校長先生や、NHKで出会った恩師の言葉に救われて、
今の黒柳さんになったように思います。
今も、黒柳さんのような子供たちは、たぶんたくさんいるはずで、
その子たちのまわりに、黒柳さんにとっての校長や恩師はいるかしら。
と、そのことが気になります。
昔のテレビなどに関するエピソードも楽しいですが、
何より、子供の心を持ち続けている黒柳さんの文章を読み進めることが楽しくて、
ほぼ一気に読んだのでした。
正確には、一気に読了するのがもったいなくて、
強制的に途中でいったんストップしました。
あ、そうそう、巻末の説明を読んでビックリしたんですが、
カバーなどに使われているのは黒柳さんが20歳代の写真で、
その写真は、当時の新潮社が持っていたもの、らしいです。
新潮社って、黒柳さんと70年の付き合いなのね。
そして、70年前の写真データも残してるのね。
驚きました。
霞が関の書類だったら間違いなく破棄されてるわ。
青山美智子さんの最新刊、『遊園地ぐるぐるめ』。
今回も面白かった!
面白すぎて結局1日で読了してしまいました。
今回、青山美智子さんと田中達也さんのコラボ連作短編小説です。
ミニチュア作家の田中さんは、楽しい見立て作品で知られています。
有村架純さん主演「ひよっこ」のオープニングでも有名。
そして本好きの間では、青山美智子さん作品のカバーを彩る作家さん。
その二人にコラボさせよう、という発想が素晴らしい。
これは編集者さんのアイデアなのか、青山さん田中さんからなのか。
どちらにせよ、楽しい作品を読めて、読者は幸せです。
田中さんの作品を見て青山さんが物語を作り、
その物語を読んで、田中さんが作品を作る。
それを8回だったと思いますが、繰り返してます。
なんて贅沢な作り方なんだろう。
小説を読んでから見直すと、
本当に細かいところまで作りこんでいることがわかります。
すごいわあ。
本文に田中作品が入るということは、
ところどころカラーページが入るわけで、
お金がかかってるはず。その点も、贅沢。
読者としては、「田中作品のこれが、物語のモチーフなんだな」
「この二人が物語の主役だな」という風に、
青山物語を読みながら田中作品を見直すのが楽しい。
そして、読み進めながら、最後にどんな田中作品が出てくるかな、
と想像するのも面白い。こんな読書体験は貴重です。
青山さんの小説を初めて読む人も、楽しく読めると思います。
そして青山さんのファンには、「あの人が出てる」「〇〇が再登場だ」
という嬉しいサプライズも。
ぜひぜひ、読んでみてくださいませ。
あ、まだこちらに書いてなかったですね、『お梅は次こそ呪いたい』のこと。
定年まで勤めていた祥伝社から文庫書下ろしで第1弾が出まして、
それを読んだらとても面白かった。
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