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本の記録

後輩へのメモ

2019年7月 4日 (木)

【本】『できないもん勝ちの法則』

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弊社でも大変お世話になっているひすいこたろうさんの最新刊『できないもん勝ちの法則』。この本、めっぽう面白い! 

ひすいさんの息子さん・ユータローくんの幼稚園から高校2年までのやり取りを描いているのですが、ユータローくんの言動が、想像を絶するユニークさなのです。

例えば「とおちゃん、できないって得なんだ。だってサッカーのリフティングでも、ちょっとできるようになった

ら、すぐにほめてもらえるんだよ」

「かあちゃん、オレ高校落ちても何にも落ち込まないから、かあちゃんも心配しなくて大丈夫だよ」

「塾に行くなら、オレは、もう二度と家庭に勉強は持ち込まない!」

ユータローくんの発言だけで意味が分かりそうなのを選んでますが、お父さん(ひすいさん)やお母さんとの会話が

もっと多く、面白いのです。そして単なる親バカ本、子供のエピソード本に終わってないところがすごいなあ、と。子供の時の心をも思い出すと生き方が楽になる、という本なのですよ。

ちなみにひすいさんにはお嬢さんもいらっしゃいますが、これまで、お嬢さんのエピソードはこれまでのご本に、ほとんど出てきません。

その理由と、そして珍しくお嬢さんのエピソードが、この本には出てきますが、お嬢さんのエピソードがまた、素晴らしいのですよ。

2019年6月28日 (金)

【本】『共感SNS』

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【今週読んだ本】『共感SNS』

著者のゆうこすさんは元HKT48のメンバーなんですが、もはや日本有数のインフルエンサーであり、SNSの達人です。

フォロワーも女性が圧倒的に多いそうで、地道に努力してきたんだろうなあ、と。

そんな彼女のSNSの使い方がかなり詳しく語られていて、勉強になります。

特に印象的だったのは、「階層分け」というお話。「自分の情報を受け取ってくれる人たちは5つの階層に分かれる」として、

1 自分を全く知らない人(新規層)

2 自分の名前は聞いたことがある人(これも新規層)

3 とりあえずフォローしていて、投稿をたまに見てくれる人(ライトファン層)

4 「いいね」やリツイートを積極的にしてくれる人(コアファン層)

5 時間とお金をネットでもリアルでも使ってくれるファン(マニア層)

と分ける。そしてそれぞれ、SNSを使い分けるとのこと。いろいろ考えているんだなあ。ちなみに著者によると、1と2の新規層に向いているのはYouTube(動画)。5に向いているのは「ブログ」。なんだそうです。

ということは、このブログの立ち位置は正解かも。お金はともかく、ごく少人数の人しか読んでませんからね。世間はそんな人たちを「マニア」と呼ぶのです。たぶん。

2019年6月21日 (金)

【今週読んだ本】『アイドル、やめました』

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フェイスブックにも書いたんですが、こちらにも。

『アイドル、やめました。』、面白かったです。かなり。

元SDNメンバーで現在はライターの大木亜希子さん、待望のデビュー作です。


AKBグループのメンバーだったけれど今は別の仕事をしている人たちの話を聞いてまとめてますが、これがとてもいいんですよ。

芸能人が引退してしまうと私たちからは見えなくなってしまいますが、そんな彼らにももちろんその後の人生があるわけで、芸能人になる前、なっている時、なってから、それぞれを丁寧に描くことで、それぞれのかけがえのない人生が浮かび上がってきます。

そしてそれは、私たち一人一人の人生がかけがえのないものであることを意味しているわけで。

読後、独特の感動がありました。アイドル好きが読む本でしょ、と思っていたらもったいないですよ。そもそも大木さん、文章がうまくてとても読みやすいのです。

HKT48にいた山田さんも出てきます。

2019年3月10日 (日)

【本】フーガはユーガ




思うところあって、本屋大賞ノミネート作を大急ぎで読んでます。全部読めるかなあ。
とりあえず、まず読んだのは伊坂幸太郎さんの『フーガはユーガ』。

風我と優我は、誕生日の時だけ体が入れ替わるという特殊な能力を持っている双子です。
その特異体質を活かして、身辺のトラブル(というにはかなり深刻ですが)を解決していきます。
というわけで明朗青春ストーリーかと思っていたら、途中からグググッと深刻度が増していき、最後はちょっと想像を絶する展開に。
私、二度、声を出して驚きました。
毎回思うんですけど、よくこんな話を思いつくなあ、と。

今日書店で買って、そのまま一気に読了してしまいました。

2019年2月14日 (木)

【本】『1秒でつかむ』




私、フェイスブックをやってます。
「いいね」は15前後。
30ついたら「多い!」という感じなんですが、
昨日の投稿には、珍しく52の「いいね」がつきました。

他社さんの本の紹介記事です。
というわけで、その記事をコピペします。

その前に、「いいね」が、
たくさん(自分比)ついた理由を考えてみました。

まず、当然ですが本そのものの力。
二度読む、というイレギュラーな行動。
なぜ二度読むのか、という理由。
あとは、勢い。
この文章、頭の中で構成をあれこれ考えましたが、
実際にパソコンに向かった時間は10分ないと思います。

ここら辺りが、よかったのかなあ。

というわけで、コピペです。

私、本を2度読むということをほとんどしません。というか、できてません。本を読むのも仕事なので、すでに読んだ本を繰り返し読む時間があったら、新しい著者・新しい書籍についつい手が出てしまうのです。伏線貼りまくりのミステリーを読んだ場合は、大急ぎで再度斜め読みをすることはありますが。
というわけでめったにしない再読を、いま、この本でやっております。『1秒でつかむ』。テレビ東京「家、ついて行ってイイですか?」のディレクターです。
水曜(って、今日だわ)夜の放送で「相棒」とかぶるため、きちんと見たことはないのですが、特番を見たことはあります。終電を逃した人にタクシー代を払う代わりに、家についていくというもの。
この番組、低予算だしものすごい有名人が出ているわけではないのに、ドハマリ度が非常に高い(視聴率とは別に、そういう数値が出るらしいです、テレビ業界)。
その秘密を全公開してます。「360度注視力」「全部ひとり力」「東野圭吾力」など、気になる小見出しが32本並んでいます。
これらを読むことで、コンテンツの魅力を引き出し、多くの人にその魅力を伝え、そして1秒も離さず常に興味を持ってもらえる力がつく。という内容で、520ページあるんですが、著者(そして編集者)の熱量を感じるなあ。
ただ、これだけだったらたぶん再読まではしてません。棒線を引っ張ったところを読んでおしまい、だと思います。本書は、読み終わった後に読者が「やる気が出てきた!」で終わることなく「リアルに強力な武器を得た」状態になるよう、様々な伏線を張っているのです。
それを確認し、追体験するためには再読するしかないのです。というわけで、私にしては珍しく、ビジネス書の場合はさらに珍しいのですが、再び頭から読んでます。520ページ。
これがまた、楽しいのですよ。筋を知った上で監督の狙いを確認する。ちょうど「カメラを止めるな」を再度見ているような気分であります。

2019年2月10日 (日)

【本】『カササギ殺人事件』




評判があまりに良いので、
思わず読んでしまいました、
『カササギ殺人事件』。

これは凄いわ。というか、
よくこんな話を思いつくなあ。

『カササギ殺人事件』というミステリーの中で起きている殺人と、
それを読んでいる編集者の身辺で起きる不可解な事件。

それが絡み合って行きます。
その絡み具合がとても絶妙。
片方だけでは成立しません。
その構成が面白い。

そして最後に明かされる犯人が、
ミステリーの方も編集者身辺の方も、
どちらもかなり意外。

帯に書かれている「全制覇1位」
は伊達じゃない。

上下巻合わせて700ページほどあるので、
読み終わるのに1週間ほどかかりましたが、
逆にいうとそれだけの期間、
飛び切りの読書体験ができたわけで。

翻訳ミステリーもたまには読まなくちゃ。
と思ったのでした。

2019年1月 6日 (日)

【本】『共犯者』




帰省中に読んだ『共犯者』。
書籍編集者の芝田暁さんの著作ですが、いやあ、凄い本です。
編集者の本というと、雑誌編集者の本が多いように思うのですが、これは書籍編集、その中でも文芸ジャンルの、壮絶な記録です。

梁石日、西村寿行、宮崎学などなど、担当作家さんがそもそも強烈ですが、芝田さんのキャリアも、徳間から幻冬舎、さらに独立して出版社を興し、倒産後は朝日新聞出版へ。さらにその中で、編集という仕事を退場して営業職へ。と、かなり強烈です。

同業者として、ひたすら「凄いわあ」と思いながら読んでましたが、終盤に強烈な一言が。

「成功体験がない編集者は、経験がないからヒット商品のツボがわからずに、いつまで経っても売れない本の連鎖が続き、永久に売れないどん底から這い上がれない」

強烈でしょ?

2019年1月 4日 (金)

【本】『道は開ける』




正月休みは、厚めの本を読むようにしてます。
いつもはついつい、早く読めるものか著者さん関係の本を読んでますので、長い休みのときは、それらとは異なるものを読みたいなあ、と。

というわけで、ようやく読了したのが『道は開ける』。

悩みをどう解決するか、という極めて実践的な内容で、いわば自己啓発本の元祖ですね。

今日一日を大事にせよ。なんてまさに、自己啓発では定番のフレーズ。
それを、たくさんのエピソードを交えて面白く読みやすくしているところが素晴らしい。
何しろ400ページ以上の分厚い1冊ですが、サーっと読めました。
この点も、自己啓発本の元祖っぽいです。

勉強になりました。

2018年11月12日 (月)

【本】『AIvs教科書が読めない子どもたち』




山本七平賞受賞パーティに出席するために大急ぎで読んだ『AIvs教科書が読めない子どもたち』。
この本のことを書くのを忘れてました。

興味深かったのはフェイスブックの反応。
この本のことをフェイスブックに投稿したら、いつもより多めのコメントがつきました。皆さん、気になるテーマなのね。売れるわけだわ。

噂通り、非常に面白かったです。
この本の強みは、著者の新井先生の文章力だと思います。
テンポがいいし、クスッと笑えるところもあり、とにかくすいすい読めます。素晴らしい。

数学者に言わせればシンギュラリティなんて来ませんよ。という話が最初の方にあるのでなんとなくホッとするのですが、実はそれどころではない大問題がいま、起きているらしいのです。

中学生の多くが、びっくりするくらい教科書を読めてないのです。

シンギュラリティは起きないし過剰にAIを恐れることはないが、今の仕事の半分がAIによってなくなることは間違いない。
それに対抗するためには読解力が必要。ところがその力が非常に弱い。

という話なのですよ。
具体的な実例と数字で語られるのでとても説得力がありますし、大変だわあという気持ちになります。

2018年10月30日 (火)

【本】『そらはあおくて』






イラストレーター杉浦さやかさんが挿絵を担当された『そらはあおくて』を読みました。
絵本なので、正直、十分もあれば読めます。
しかし、深い。
読み終わったあと、絵本の凄さに感動しました。

構成はいたってシンプルなんですよ。
5歳の女の子が、お母さんや祖母、曽祖母の子供の頃の写真を見ながらお母さんとお話しするというもの。
しかし、過去へと向けられた話が、最後の最後に未来に向いた話に反転する。
その変化が素晴らしいし、絵本だからできることなんだよなあ、と感じたのでした。

そして、このシンプルな話を最後までワクワクしながら読ませるのは、杉浦さんの絵の力も大きいよなあ。と思ったのでした。

なにしろ4世代にわたる女の子の変化を絵で見せないといけないわけで、時代考証が大変だったらしいです。

というわけで、大人にこそぜひ読んでほしい絵本です。

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