仕事のヒント

2020年7月 3日 (金)

note本社に行って驚いた2つのこと

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昨日は、外苑前のnote本社に行きました。

note。ご存知の人も多いと思いますが、

文章や映像を手軽に投稿できるサービスです。

ブログのようでもあり、SNSのようでもあり。

 

「あ、この人もnoteを使っている!」

ということがしばしばあります。

毎週聞いているポッドキャストの中の人たちも、

noteに記事を書いているんですよね。

 

月間アクティブユーザーが4400万人とのことで、

例えばスマホとパソコンから入ってくる1人は

2人とカウントするらしいですが、

それにしても、ものすごい数字です。

 

出版社によっては、note記事から著者を発掘したり、

プロモーションに使ったり、というところもあります。

これで有名なのは、早川書房と文藝春秋のようですね。

 

先日、noteの中の人と知り合う機会がありまして、

その辺のことを詳しく聞こうと思って、行ったのです。

 

先ほどのアクティブユーザーの多さを始め、

いろいろ教えていただいたのですが、

特にびっくりしたのは2点。

 

かなりのサービスが無料でできる。

いろいろな課金サービスができる。

 

これはもう、とりあえずやってみるしかない。

と勝手に盛り上がりました。

 

と同時に、知っている出版社はすでにやってるんだよなあ、

と思ったのでした。

100メートル競争ではないですから、

気付いた時からスタートすればいい話ですが、

それにしても、もっと早く知っておけばよかったなあ。

 

ビジネス書ではしばしば、スピードが大事。まず行動。

と買いていて、私も全くその通りと思いますが、

知らないことは行動できないわけで。

情報の適切な収集が大事。

と改めて思ったのでした。

 

と同時に、この拙ブログも、

noteに移行した方がいいんじゃないかしら。

とぼんやり思ったのでした。

とりあえず、編集部のnoteに書いてみなくては。

 

 

2020年6月30日 (火)

モスバーガーの看板になぜ惹かれたのか?

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先日見つけた、モスバーガーの看板。

「音までうまい!」

 

これ、絶妙なコピーだなあと思いました。

美味しいのは当然のことで、それに加えて音までいい、

ということですよね。

 

天ぷらが入っているらしいので、

天ぷらのサクッとかバリッとか、

そういう音がするくらいカリッと揚がってますよ、

つまり天ぷらが美味しいですよ。

ということなんだろうなあ、と。

 

つまり、本来の魅力に加えてもう一つ、

五感に訴える。

 

こういうのを、本の宣伝コピーに真似できないかと、

考えてみました。まるで大喜利だわ。

 

読むという視覚に加えて、

味覚? これはちょっと無理かも。

嗅覚? インクの匂い、というのはあるか。ふむふむ。

聴覚? Q Rコードを印刷して音を流す、というのはできるかも。

と考えていって、「触覚」、つまり手触りがあるぞ。

と思い至りました。

 

手にした時のずっしり感。

表紙の手触り。

髪の質感。

 

本によってはそこら辺をアピールできるかも、

と思いました。

例えば、かなり分厚い本の時に、

「重さもすごい」「重量も横綱級」みたいなコピー。

・・・あまり上手くないなあ。

とりあえず、「五感」に訴える。

というのを覚えておこうっと。

 

世間の看板、それもナショナルチェーンの場合は、

時間と金をかけてることが多いと思うのです。

だから、「面白い!」と思ったら、

その理由を考えたり、

本のコピーに応用できないか(パクるとも言う)考えたり、

するといいのでは、と思ってます。

というお話でした。

 

 

 

 

2020年6月21日 (日)

累計発行部数が1000万部オーバーの書籍編集者さんの本はものすごく勉強になる。

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土日は寝坊するので更新遅めになりがちですが、

ここまで遅いのはかなり久しぶりな気がします。ただいま、午後11時。

 

最近読んだ本の話をします。

『パン屋ではおにぎりを売れ』

アスコムの取締役編集局長・柿内尚文さんの本です。

アスコムといえば業界でも有名な、ヒット作連発の出版社。

柿内さんご自身も、企画した本の累計発行部数が1000万部越えという、トンデモない人です。

 

思考法についての本なので、ベストセラーの作り方、

みたいな話はあまり出てきませんが、それでもやはり、出てきます。

 

「100万部を達成するためにマストなことは何か」

「100万部になる可能性があるジャンルは何か」

書籍編集者だったら、気になるでしょ?

 

前者は、

・潜在的な読者が3000万人以上いる

・本である必要性がある

・人気のテレビ番組で大きく取り上げてもらえる可能性がある

・書店さんが大きく展開したくなる

・SNSで取り上げたくなる

 

後者は

・コミュニケーション

・生き方

・健康

・ダイエット

・お金

・児童書

・学習書

 

それから、本の発売前から「予約段階でアマゾンのベストセラーランキング100位以内に入る」

発売された後は「数店舗のお店で毎日3冊以上売れていく」


 

この本、書籍編集者には勉強になるところがまだまだあります。

明日の朝、続きを書きます。たぶん。

 

2020年6月16日 (火)

締切を自分から宣言してみる。

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いきなりですが、時間とどう付き合うか、というのは

私にとって永遠のテーマかもしれません。

先日、ふと、「これ、自分流の時間との付き合い方かも」

と思ったことがあったので、書いておきます。

 

なんてことのない技術、誰もがやってることかも、ですが。

このブログ、後輩に読んでもらうというのが目的の一つなので、

たまにはこういうネタで。

 

それは、自分から締切を宣言してしまう、というものです・

 

例えば、

印刷所の人に「午後6時までにお渡しします」と電話する。

著者さんに「月曜に宅急便でお送りします」とメールする。

 

という風に、宣言してしまうんですね。

そうしちゃえば、やらないわけにはいきません。

できなかったら、信用問題になりますから。

 

もちろん、絶対に無理な設定はできません。

今日1日でお原稿を1000枚読んで送ります、

なんてのはちょっと無理。

 

私の場合、もうすぐ終わり、9割は終わった、

という辺りで一気に力が抜け、作業能率がガクッと落ちることが、

よくあるのですよ。

イメージとしては、ウサギとカメのウサギ。

 

というわけで、一気にゴールに突入するために、

あえて自分から締切を宣言している、という次第です。

これ、強制力があるから、いいですよ。

 

今日は午前7時半に家を出る。

という締切があるので、今日のブログはここまで。

写真は本文に一切関係なく、神田小川町「かつぎや」の坦々麺です。

2020年6月13日 (土)

ディスカバー・トゥエンティワンさんのツイッターが素晴らしい。

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ツイッターを職場でボーッと見ることが多いのですが(仕事しろ)、

先日、「お!」と思ったつぶやきがありました。

 

スクリーンショットではわかりにくいかも、ですが、

ディスカバー・トゥエンティワンさんの公式アカウントが、

他社の本を紹介していたのです。

 

これ、同じ出版社の人間からすると、かなり凄いことだと思います。

編集者個人が個人のアカウントで他社の本を紹介、

というのじゃないですからね。

公式ということは、基本的に、自社の宣伝紹介が目的のはず。

 

NHKの公式アカウントがテレビ朝日の番組を紹介したり、

シャープがコマーシャルでソニーの新商品を紹介したり、

それに近いと思うのですよ。

 

だからこそ、そういう場であえて他社の本を紹介するというのが、

本当に素晴らしいです。

結果的に、ディスカバー・トゥエンティワンは風通しのいい良い会社だなあ、

ということになりますし。

 

そして何より、いわゆる出版不況と言われる業界だからこそ、

こういうことを通して、出版社同士でこの業界を盛り上げなくては。

と強く思います。

 

弊社の編集部アカウントでも、たまには他社の本を紹介しなくては。

 

自社からも本を出していらっしゃる著者さんが

他社から新刊をお出しになった時に紹介する、

とかだったらハードルも低いのでは。

と思ったのでした。

2020年6月10日 (水)

ツイッターでのちょっとした実験

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昨日はちょっとした実験をしました。

私、ツイッターがざっくり1400フォロワーなんですが、

そこに向かって新刊のことをしつこくつぶやいたら、

ネット書店アマゾンのランキングがどれだけ上がるか。

 

文庫の新刊「世界一簡単なだし生活。」に、

レシピが40ほど、料理のカラー写真が4ページ、載ってます。

上の写真がそうです。

これらを使って、13回つぶやきました。

 

ええと、結論から申しますと、ランキングは上がってません。

そんなに簡単ではないですねえ、やはり。

 

しかし、非常に嬉しいことがありました。

ビジネス系書評ではかなり有名なライターさんから、

ご自身の連載で紹介したいので送ってほしい、

という連絡が入ったのです。

 

このライターさんには毎回本を送っているのですが、

今回の文庫はジャンルが違うだろうと思って、

送ってませんでした。

このツイッターの実験をしたからこそ、

連絡を入れてくださったわけで。

 

そういう効果があった、ということで

良しとしたいと思います。

 

この実験、今後もやってみたいです。

 

2020年6月 5日 (金)

歩くことの効用を具体的に考える

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今回は「歩く」ことの効用を具体例とともに書いてみます。

本の編集の仕事、文章を書くことも多いです。

新刊の内容をまとめたり、
宣伝文を考えたり。

昨日の午前中は、7月新刊の文庫のオビに入れる宣伝文を、考えてました。

文庫のオビ、なんとなくイメージしていただきたいのですが、
大きな活字でいかにもキャッチコピー、
という感じの文章がどんとあって、
その上か下に小さな活字で説明的な文章が、
ということが多いです。

で、今回の新刊、大きな活字の部分はわりにあっさり決まりました。

その下の説明的な文章が、できたもののいま一つ。
ちなみに、これです。

アクション・マネー・リミット・ミステイク……
メンタ―たちとの出会いによって、
絶望的に不運だったビジネスマンが
最高の自分に生まれ変わる奇跡の物語。

いま一つと私が思った理由は3つ。
(いま一つなのに)

なんだかもたもたしている、つまりリズムが悪い。
著者さんのこれまでのご本はノンフィクションが多いがこれは小説、
ということをきちんと伝えたい。
そして、読者に自分ごとと思ってもらいたい。

ということを考えながら、昼食を食べに外に出ました。
そして、お店に向かって歩きながら
さっきの文章を反芻していたら、
下記文章が頭の中に出来上がりました。


アクション・マネー・リミット・ミステイク……
メンタ―たちとの出会いで主人公の運命が大逆転。
読めばあなたの人生も変わる、奇跡の物語。


これだと、リズムがいい感じ(自分比)で、
小説ということも強調されてる(自分比)。
「あなたの」という単語を入れることで、自分ごとと思ってもらえる。

というわけで、少なくとも最初の文章よりはいいのができた!
と思ってます。

気になる文章は、それを頭の中で転がしながら(イメージですよ、あくまでも)
ぶらぶら歩いているとより良い文章ができる。
これが歩くことの効用だと思います。

写真はそんなことと関係なく、

久しぶりに訪れた新宿の末廣亭です。

ベストセラー作家に学んだ仕事の流儀

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以前、文庫版を担当させていただいた『世界史で学べ! 地政学』。

オトバンクさんがオーディオブックにしてくれました。

 

ベストセラーが聴けるようになったわけです。

このことを著者の茂木誠先生にメールしたら、

速攻で(実質1日だと思います)動画を作ってくださいました。

 

びっくりしたことが2点ありまして、

作家に学んだ仕事の流儀まずはそのスピード

そして、散歩されながら紹介してくださっているんですが、

散歩とオーディオブックは相性がいいんですよね。

そういうピッタリのシチュエーションで、

という点。

 

私自身が動画を作ることはないと思うのですが、

スピードとシチュエーションは

仕事を進める上で、意識したいと思います。

 

2020年5月31日 (日)

業界用語を使わない。

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このブログを書いているメリットとして、

早起きの習慣が続いているということがあります。

朝イチで書くようにしてますので、

その分の時間を考えるとどうしても早くなるのです。

もっとも、そのうち以前のように帰りが遅くなり、

その分、朝起きるのが遅くなり、という展開になると思うのですが。

(そうなった時に、いつ書くかはその時に考えます)

 

もう一点、いいことは、業界用語を言い換えるようになったこと。

出版業界に何年もいますと、ついつい業界用語を使ってしまうのですが、

そしてもちろん業界の人たちにはそれでいいのですが、

ノンフィクションの著者さんは、初めて本を出す人たちが多いです。

 

そういう人たちに向けて、いきなり「ゲラ」「校了」「搬入」なんて

言ってしまうと、良くないと思うのです。

わかりにくい言葉を編集者が使っては良くないわけで。

 

もう一点。よく使っている言葉でも、私と著者さんとでは、違うかもしれない。

例えば、「ヒット本」という言葉。

これ、人によっては「重版した本」「3万部いった本」「10万部の本」

とさまざまなはずで、ここをきちんと揃えておかないと、

後々、困ったことになると思うのですよ。

言葉の定義を仕事相手と共有しておく、

ということだと思います。

 

そういう言葉の訓練をする。確認をする。

という点で、このブログは役に立っているなあ。

と思うのです。

 

ブロフのメリットとして、たくさんの人に担当本の宣伝をする。

これは、見ている方がまだまだ少ないので、できておりません・・・。

写真は本文と全く関係なく、

京都出張の時の写真です。

 

 

 

 

 

 

 

2020年5月28日 (木)

書籍のタイトル、新人編集者がやりがちな間違いについて。

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書籍のタイトルは難しい。
絶対の法則は、たぶんないです。
でも、こうしてはいけない、というのだったらあるかもしれません。

というわけで、「これはダメでしょ」というのを書いてみます。

まず、著者と担当編集者だけで盛り上がってはいけない。

著者と担当編集者というのは、
その本のことを世界で一番よく知っている人と、2番目に知っている人です。
その本を売りたい!と世界で一番思っている人と、2番目に思っている人です。
(そうでなかったら、その企画、ちょっと考えなおした方がいいです)

しかし、世間のほとんどの人は、その本のことを知りません。
その本を読まなくても、生きていけます。
だから、意味が分かりづらかったら、
覚えにくかったら、
自分に関係ないと思ったら、
そこで終わりです。
たぶん、2度と見てくれません。

しかし、その本のことをよく知っているがゆえに、
少しくらいわかりづらくてもわかってもらえる。
覚えにくくても頑張って覚えてくれる。
自分に関係あると思ってもらえる。
と思ってしまうのです。

だからこそ、全く関係のない3人目の人に、
タイトル候補を見てもらって、冷静にジャッジしてもらうべき。

それから、タイトルですべてを言い切ろうと思ってはいけない。

例えば、「そのタイトルだと、著者の狙いの半分しか言えてません」
「そのタイトルだと、正確ではありません」

タイトルはしばしば、そうなるのです。

だって、何万字もあるお原稿を、
たかだか数十字で表現しようとするわけです。
どうしたって無理が出てきます。

その無理がどこまで許せるか。
10章あるうちの1章でしか言ってないことであっても、
場合によっては本そのもののタイトルにしてもよい。
と思います。

例えば、「1日1分! TOEIC L&Rテスト 千本ノック!』
これ、1000問載っているわけではないのです。
160問足らずしか収録できてません。

しかし、著者の熱い思いが千本ノックを連想させるので、
このタイトルにしました。
タイトルって、そういうものだと思うのです。

という、タイトルのお話でした。

タイトルに関しては奥が深いので、
また思い出したら、書きます。

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